システム設定の解説 (Version 2.1)

Version 2.0のシステム設定で設定可能な項目について下表で解説します。

項目解説
機能のON/OFFサムネイル機能フォルダーのサムネイルを表示する機能をON/OFFします。OFFにした場合、インストール前の機能(既存のプロバイダ)が使用されます。拡張子毎にON/OFFできます。
プレビュー機能フォルダーのプレビュー機能をON/OFFします。OFFにした場合、インストール前のプレビュー機能が使用されます。拡張子毎にON/OFFできます。
既存のプロバイダーサムネイルが指定されていない動画のサムネイルについて、ONの場合は既存のプロバイダーを使用して生成します。OFFの場合はデフォルト位置の映像をサムネイルとして生成します。拡張子毎にON/OFFできます。
ADSキャッシュThumbnailCityによるサムネイルのキャッシュ機能を設定します。有効にした場合、NTFS又はReFS限定ですが、OS側のキャッシュが消えていても、サムネイルを再生成することなく短時間で再表示が可能になります。圧縮時は100[KB]程度、無圧縮時は1[MB]程度のディスク容量が動画ファイル毎に使用されます。キャッシュは、サムネイル生成に関わる設定を変更すると無効になり、再生成が必要になります。
API優先順位サムネイル生成等で動画を内部的に再生する際に使用するAPIの優先順位を指定します。マウス又は上下キーで項目を選択し、上下矢印ボタン又はPageUp/PageDownキーで項目の優先順位を移動します。
libVLCで無排他ファイルアクセスを使用libVLCを使用して動画から静止画を生成する際に、Offの場合はWMPで動画を再生中にWMP Pluginやビューアで表示できないことがあります。Onの場合はWMV等の一部の動画を正常にデコードできないことがあります。
デフォルト位置サムネイルが指定されていない動画で、既存のプロバイダーを使用しない場合にサムネイル化する映像の位置を指定します。単位はミリ秒です。動画の長さが指定位置よりも短い場合は、動画の末尾をサムネイル化します。
AVC10bitカラーはMFを抑止AVCやHEVCで10bitカラーが使用されている場合はMediaFoundationによるデコードを抑止します。これは旧式のGPUでMediaFoundationがフリーズする不良を回避するための機能ですが、新世代のGPUでは抑止を無効にすることでデコードが可能になったり、処理性能が向上する場合があります。
動画の枠ThumbnailCityで管理ONの場合、Shellで枠を付加する機能を無効にし、動画の枠をThumbnailCityで管理する機能を有効にします。ThumbnailCityで付加する枠は、画像と重ならないようにしていますので、サムネイルが見切れることがありません。
横長画像動画が横長画像の場合に枠を付加する位置を指定します。
縦長画像動画が縦長画像の場合に枠を付加する位置を指定します。
コンテキストメニューのアクセスキービューアーを起動する際にコンテキストメニューに表示される項目「サムネイルを指定(T)」に移動する際に指定するキー(アクセスキー ; この場合は”T”)を指定します。英数文字のみ指定できます。
プレビュー補間画像をキーフレームに限定ONの場合、プレビューで表示する補間画像をキーフレームに限定します。キーフレームに限定しない場合、画像の抽出に時間が掛かる場合が多いため、一般的にはプレビューの表示が遅くなります。
ダブルクリック時の動作プレビューの縮小画像をダブルクリックした場合の動作を指定します。
OSのキャッシュを消去OSのサムネイルキャッシュを消去します。ボタン押すと即座に消去します。

※:システム設定を変更しても、フォルダに表示されるサムネイルは直ちには変更されない場合があります。OSのキャッシュを削除したり、ThumbRefを使用してキャッシュを更新することでサムネイルが変更されます。