ThumbnailCityは、Windowsのフォルダに表示される動画ファイルのサムネイルやプレビューを、好きな画像に変更するソフトウェアです。動画に静止画ファイルを添付して、サムネイルやプレビューに表示させることもできます。
ThumbnailCityは、以下のアプリで構成されています。
ビューアには、高速ビューア※1と精密ビューアがあります。高速ビューアは、高速に表示ができますが時間精度が粗く、精密ビューアは、時間精度が細かいですが処理速度に劣ります。対象の動画ファイルに応じて使い分けてください。高速ビューアと精密ビューアのUIと操作方法は、ほぼ同じです。
※1:高速ビューアはシェアウェア版でのみ利用可能です。
| 番号 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | シークバー | つまみを左右に移動して動画のシーンやジャケ写を選択します。 |
| 2 | サムネイル位置 | サムネイルに指定された位置を示します。クリックするとその位置に移動します。 |
| 3 | ブックマーク位置 | ブックマークに指定された位置を示します。クリックするとその位置に移動します。 |
| 4 | UIパネル | 操作用のボタンが配置されています。 |
| 5 | Embボタン | 埋込み機能をOn/Offします。 |
| 6 | ブックマークボタン | ブックマークの指定をOn/Offします。ブックマークは30箇所まで指定できます。 |
| 7 | サムネイルボタン | サムネイルの指定をOn/Offします。サムネイルは1箇所だけ指定できます。 |
| 8,9 | 移動ボタン | シークバーを1フレーム前後に移動します。 |
| 10,11 | 加速移動ボタン | シークバーを前後に移動します。長押しすると移動量が加速度的に増えます。 |
| 12,13 | ページ移動ボタン | シークバーをページ単位で前後に移動します。 |
| 14,15 | マーク移動ボタン | シークバーを前後のマーク(ジャケ写, サムネイル又はブックマークの位置)に移動します。 |
| 16 | ページモード切替ボタン | ページモード(移動量)を切替えます。モードには比率モード(%), 時間モード(秒), キーフレームモード*1があります。 |
| 17 | API変更ボタン*2 | 表示に使用するAPIを変更します。APIの種類についてはこちらを参照してください。 |
| 18 | OKボタン | 変更を確定して書き込み後に終了します。 |
| 19 | キャンセルボタン | 変更を取り消して終了します。 |
| 20 | マーク一覧*2 | ジャケ写, サムネイル, ブックマークの一覧です。項目を選択するとその位置に移動します。 |
*1: 精密ビューアのみ
*2: 高速ビューアのみ
ビューア上で右クリックによりコンテキストメニュを表示できます。メニュから実行できる機能は以下の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| サムネイルを設定/解除 | サムネイルの指定をOn/Offします。サムネイルは1箇所だけ指定できます。 |
| サムネイル位置に移動 | サムネイルが指定されている位置に移動します。 |
| ブックマークを設定/解除 | ブックマークの指定をOn/Offします。ブックマークは30箇所まで指定できます。 |
| ブックマークを全て消去 | 全てのブックマークの指定を消去します。 |
| 前の位置に移動 | 前のマーク(ジャケ写, サムネイル又はブックマークの位置)に移動します。 |
| 次の位置に移動 | 次のマーク(ジャケ写, サムネイル又はブックマークの位置)に移動します。 |
| 時間を指定して移動 | 時間入力用ダイアログに時間を入力して移動します。 |
| ジャケット写真を追加 | ファイル選択ダイアログから静止画ファイルを指定してジャケ写として追加します。ジャケ写は10枚まで追加できます。 |
| 表示中のジャケット写真を削除 | 表示中のジャケ写を削除します。 |
| API変更 | 表示に使用しているAPIを切替えます。APIの種類についてはこちらを参照してください。 |
| オプション | ビューア固有の設定項目を変更するためのオプションダイアログを表示します。 |
| ヘルプ | ビューアのキー, マウス, タッチ操作のヘルプを表示します。 |
| バージョン情報 | バージョン情報ダイアログを表示します。 |
| UIパネルを表示 | UIパネルの表示をOn/Offします。 |
| xxビューアに切替 | 高速ビューアの場合は精密ビューアに、精密ビューアの場合は高速ビューアに切替えます。ビューアを切替えると変更した内容は引き継がれません。 |
| 終了 | 変更せずに終了します。 |
ビューアのオプションダイアログで設定可能な項目を説明します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 加速開始カウント | マウスホイールを連続的に回転させた場合や、上下カーソルキーを押し続けた場合に、移動量を加速開始するまでの時間です。 |
| 加速強度 | マウスホイールを連続的に回転させた場合や、上下カーソルキーを押し続けた場合に、移動量を加速する強度です。 |
| フレームキャッシュ数*1 | 動画ファイルから抽出したフレーム(画像)をメモリ上にキャッシュ*2する上限数です。キャッシュされたフレームは、2回目以降の表示が早くなります。 |
| ◯ボタン/Enterキーでサムネイル位置を変更 | ○ボタンやEnterキーを押して決定する際に、表示中の画像をサムネイルとして設定します。Version 1.1系と同じ操作方法になります。 |
| シーク方向 | マウスホイール又は上下カーソルキーでシークバーを移動する際の移動する方向を設定します。 |
| ページモード/比率モード | ページモードが比率モード(ボタンが”%”)の場合に、ページの移動量を動画の再生時間に対する比率(パーセント)で設定します。 |
| ページモード/時間モード | ページモードが時間モード(ボタンが”時計”)の場合に、ページの移動量を秒数で設定します。 |
| 埋め込み機能を使用しない | 埋込み機能が利用可能であっても常に抑止し、情報をADSへ書込みます。 |
| バックアップファイルを生成 | 埋込み機能使用時に書込み前のファイルをバックアップファイルとして残します。バックアップファイルには元ファイル名+”000.bak”のように3桁数字とbakの拡張子が付きます。 |
| 起動時のWindow位置*1 | 起動時のウィンドウの位置を設定します。 |
| システム設定を起動 | システム設定アプリを起動します。UACの昇格が必要です。 |
*1: 精密ビューアのみ
*2: フレームを抽出処理中に移動操作を行うと、処理がキャンセルされてキャッシュされません
| 番号 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | 拡大画像 | シーン画像を選択すると、ここに拡大して表示されます。 |
| 2 | シーン画像 | サムネイル, ブックマークと、全体的に散らばるように自動的に選択されたシーンが表示されます。 |
| 3 | シーン画像数 | シーンとして表示する画像数を変更します。画像数にはサムネイルとブックマークを含みます。 |
| 4 | 表示モード切替えボタン | 表示モードを切替えます。モードは、自動分割→垂直分割→水平分割→拡大画像のみ→シーン画像のみ の順に切り替わります。 |
| 5 | シーン画像サイズ | シーン画像のサイズを変更します。 |
| 6 | 変更取消ボタン | サムネイルやブックマークの指定の変更を取消します。 |
| 7 | Embボタン | 埋込み機能をOn/Offします。 |
シーン画像を選択して右クリックによりコンテキストメニュを表示できます。メニュから実行できる機能は以下の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| この位置からThumbnailCity Viewerで開く | 選択中のシーン画像の位置を初期位置にしてビューアを開きます。シーン画像に表示されていない映像をサムネイルなどに指定したい場合に使います。 |
| この位置からVLC Media Playerで開く | 選択中のシーン画像の位置からVLC Media Playerを使用して再生を開始します。 |
| この位置をサムネイルに設定/解除 | 選択中のシーン画像の位置をサムネイルに設定します。 |
| この位置をブックマークに設定/解除 | 選択中のシーン画像の位置をブックマークに設定します。 |
| 操作方法のヘルプを開く | プレビューのキー, マウス, タッチ操作のヘルプを表示します。 |
「スタートメニュ」→「すべて」→「ThumbnailCity」→「システム設定」を選択すると起動します。設定は、以下のページに分かれています。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| サムネイル機能 | フォルダーのサムネイルを表示する機能をON/OFFします。OFFにした場合、インストール前の機能(既存のプロバイダ)が使用されます。拡張子毎にON/OFFできます。 |
| プレビュー機能 | フォルダーのプレビュー機能をON/OFFします。OFFにした場合、インストール前のプレビュー機能が使用されます。拡張子毎にON/OFFできます。 |
| 既存のプロバイダー | サムネイルが指定されていない動画のサムネイルについて、ONの場合は既存のプロバイダーを使用して生成します。OFFの場合はデフォルト位置の映像をサムネイルとして生成します。拡張子毎にON/OFFできます。 |
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| API優先順位 | ビューアやサムネイル生成等で動画を内部的に再生する際に使用するAPIの優先順位を指定します。マウス又は上下キーで項目を選択し、上下矢印ボタン又はPageUp, PageDownキーで項目の優先順位を移動します。 |
| 動画の枠/ ThumbnailCityで 管理 |
ONの場合、Shellで枠を付加する機能を無効にし、動画の枠をThumbnailCityで管理する機能を有効にします。ThumbnailCityで付加する枠は、画像と重ならないようにしていますので、サムネイルが見切れることがありません。 |
| 動画の枠/ 横長画像 |
動画が横長画像の場合に枠を付加する位置を指定します。 |
| 動画の枠/ 縦長画像 |
動画が縦長画像の場合に枠を付加する位置を指定します。 |
| デフォルト位置 | サムネイルが指定されていない動画で、既存のプロバイダーを使用しない場合にサムネイル化する映像の位置を指定します。単位はミリ秒です。動画の長さが指定位置よりも短い場合は、動画の末尾をサムネイル化します。 |
| AVC10bitカラーはMFを抑止 | AVCやHEVCで10bitカラーが使用されている場合はMediaFoundationによるデコードを抑止します。これは旧式のGPUでMediaFoundationがフリーズする不良を回避するための機能ですが、新世代のGPUでは抑止を無効にすることでデコードが可能になったり、処理性能が向上する場合があります。 |
| オーバーレイを表示 | サムネイル右下に付加される既定アプリのアイコン表示をON/OFFします。 |
| libVLCで無排他ファイルアクセスを使用 | libVLCを使用して動画から静止画を生成する際に、Offの場合はWMPで動画を再生中にWMP Pluginやビューアで表示できないことがあります。Onの場合はWMV等の一部の動画を正常にデコードできないことがあります。 |
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 補間画像をキーフレームに限定 | ONの場合、プレビューで表示する補間画像をキーフレームに限定します。キーフレームに限定しない場合、画像の抽出に時間が掛かる場合が多いため、一般的にはプレビューの表示が遅くなります。 |
| 指定毎に書込む(旧動作互換) | プレビューからサムネイルやブックマークを指定する際に、指定毎にメディアに書込み、指定を確定します。書込みによりOSがプレビュー全体を更新します。 |
| 通常権限で実行 | この項目をOFFにすると、プレビューからの指定動作が不可能になりますが、一部のセキュリティソフトやセキュリティ設定環境でもプレビューを表示可能になります。 |
| ダブルクリック時の動作 | プレビューの縮小画像をダブルクリックした場合の動作を指定します。 |
| シーンシンボル | プレビューの縮小画像がサムネイル(橙色/◯)であるかブックマーク(紫色/△)であるかを示すシンボルの表示方法を設定できます。 |
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コンテキストメニューのアクセスキー | ビューアを起動する際にコンテキストメニューに表示される項目「サムネイルを指定(T)」に移動する際に指定するキー(アクセスキー ; この場合は”T”)を指定します。英数文字のみ指定できます。 |
| 起動対象 | コンテキストメニューから起動されるビューアの種類(高速ビューア又は精密ビューア)を指定します。 |
| ADSキャッシュ | ThumbnailCityによるサムネイルのキャッシュ機能を設定します。有効にした場合、NTFS又はReFS限定ですが、OS側のキャッシュが消えていても、サムネイルを再生成することなく短時間で再表示が可能になります。圧縮時は100KB程度、無圧縮時は1MB程度のディスク容量が動画ファイル毎に使用されます。キャッシュは、サムネイル生成に関わる設定を変更すると無効になり、再生成が必要になります。 |
| OSのキャッシュを消去 | OSのサムネイルキャッシュを消去します。ボタン押すと即座に消去します。 |
WMPプラグインは、Windows Media Playerのメニュから「ツール」→「プラグイン」→「ThumbnailCity WMP plugin」を選択すると起動します。
VLCエクステンションは、VLCのメニュから「表示」→「ThumbnailCity」を選択すると起動します。
この機能は、サムネイル及びブックマークの位置情報を、動画ファイル自体に書き込みます。この機能を使用しない場合、サムネイル及びブックマークの位置情報は、ADSと呼ばれるファイルの付随領域に保存します。ADSはファイルと1:1に対応する領域ではあるものの、ファイル本体とは別の領域であるので、ファイル本体に手を加えずにデータを書き込むことができるメリットがあります。ただし、ADSはNTFS又はReFS特有の機能であるため、FATやCDFSでは使用できません。
また、この機能は、Appleカバーアートタグ(covr)と呼ばれるmp4コンテナの領域にサムネイル画像を書き込む処理も行っています。埋込み機能には以下のメリットがあります。
他方、以下のデメリットがあります。
※1:現行のiPhone及びiMacはサムネイル表示にcovrタグを使用していません。
※2:2回目以降は領域が確保されているので短時間で済みます。
この機能は、静止画ファイルを動画ファイルに添付します。添付した静止画(ジャケット写真)は、サムネイルに指定したり、ブックマークに指定することで、フォルダやプレビューに表示することができます。
Windows OSは、表示を高速化するために、サムネイル画像をキャッシュしていますが、自動的に何らかの契機でキャッシュをクリアしたり、長期間参照していないキャッシュ画像を削除したりするため、動画ファイルのサムネイル表示が極端に遅くなる場合があります。
ThumbnailCityのADSキャッシュ機能は、この問題を改善するために、ThumbnailCity側でも画像をキャッシュする機能です。
Windows OSは、動画のサムネイルにスプロケット(フィルム様の枠)を付加する際に、画像に被せてしまうため、画像が見切れてしまう問題があります。
ThumbnailCityのスプロケット管理機能は、ThumbnailCity側で画像が見切れないようにスプロケットを付加する機能です。
以下のレジストリ設定用ファイルをインストール先の「misc」フォルダ内に格納しています。詳細はフォルダ内のreadmeを参照してください。
障害調査用にログ情報収集用スクリプトを用意しています。不具合発生時に調査を依頼する際は、このスクリプトを実行してログを収集して提供をお願いします。
「スタートメニュ」→「すべて」→「ThumbnailCity」→「Console」を選択すると起動します。ThumbCityTC.exeやThumbCityPV.exeをコマンドラインで実行するためのコンソールです。トラブルシューティングに使用する他、WEB上で公開しているTIPSで使用しています。
本取扱説明書及び本ソフトのUIで使用している用語/略語を説明します。用語/略語によっては、本書固有の意味で使用している場合がありますので、その旨ご承知おきください。
| 用語/略語 | 説明 |
|---|---|
| ADS | Alternate Data Streamsの略。NTFS又はReFSで利用可能なファイルに付加するデータ領域。 |
| ADSキャッシュ | 動画のサムネイルをADSにキャッシュする本ソフトの機能。 |
| API | Application Programming Interfaceの略。ソフトウェアの呼び出し口。本ソフトでは、動画再生用ミドルウェアの意味で使用。 |
| codec | エンコード及びデコードを行うソフトウェアの総称。 |
| Emb | Embedding, Embeddedの略。本ソフトでは、埋込み機能の意味で使用。 |
| VLC | VLCメディアプレイヤーの本ソフトでの略。 |
| WMP | Windows Media Playerの本ソフトでの略。 |
| 埋込み機能 | 動画ファイルにサムネイル画像及びサムネイルとブックマークの位置情報を埋込む本ソフトの機能。mp4コンテナ動画でのみ利用可能。 |
| サムネイル | フォルダ内に表示されるファイルに対応する画像。 |
| シーン画像 | 本ソフトのプレビューにおいて、右側又は下側に表示される画像。 |
| シーンシンボル | シーン画像に付加されるサムネイル又はブックマークであることを示すマーク。 |
| ジャケ写 | ジャケット写真の略。本ソフトにおいて、動画ファイルに添付する静止画。 |
| スプロケット | サムネイルの上下又は左右に付加されているフィルム端を表す孔。 |
| フォルダ | OSが表示するファイル一覧やアプリのファイルダイアログ。 |
| ブックマーク | 本ソフトにおいて、サムネイルとは別に指定するファイルに対応する画像。フォルダ上では表示されないが、プレビュー上で表示される。 |
| プロバイダー | OSに対してサムネイル生成を提供するソフトウェア。本ソフトもプロバイダーとしての機能を持つ。 |
| ミドルウェア | ソフトウェアの部品。APIの集まり。 |
改善要望や不具合の指摘は、以下のホームページまたはEmailアドレスまでお願いします。
また、不具合を連絡頂く際は、ログ情報収集用スクリプトによりログ情報を取得してEmailに添付するようお願いします。