TIPS – 動画のサムネイル位置を一括で指定

ThumbnailCityで、複数の動画のサムネイル位置を指定する方法には、2通りあります。1つ目はデフォルトの位置を指定する方法で、2つ目はバッチ処理で指定する方法です。

デフォルト位置を指定する方法

デフォルトでは、サムネイルの位置を指定していない動画は、ThumbnailCityをインストールする前に使用されていた既定のプロバイダによりサムネイルを生成しますが、既定のプロバイダーをOFFにして固定位置のサムネイルをThumbnailCityで生成することもできます。この指定は拡張子毎に設定できます。

  1. スタートメニューの「ThumbnailCity」フォルダ内の「システム設定」を選択すると、システム設定のダイアログウィンドウが開きます。
  2. 「機能のON/OFF」欄の「拡張子」に対応する「既存のプロバイダ」列をクリックすることでON/OFFを切り替えられます。
  3. 「サムネイル生成」欄の「デフォルト位置」にデフォルトのサムネイル位置をミリ秒単位で指定できます。
  • この機能はVersion 1.3以降の機能です。
  • 指定を変更してもサムネイルが変更されない場合は、OSのサムネイルキャッシュを消去してください。

バッチ処理で指定する方法

以下は、本来は非公開予定の機能でしたが、需要が高そうなので公開しています。

  1. スタートメニューの「ThumbnailCity」フォルダ内の「Console-ThumbnailCity」を選択すると、コンソール画面が開きます。
  2. コンソール画面で、以下の形式でコマンドを入力します。[]内の引数はオプションです。
    thumbcitytc --assign-thumbnail パス文字列 --position サムネイル位置 [--recursive]
  3. パス文字列には対象フォルダ又は対象ファイルの絶対パスを指定してください。一般的なコマンド入力規則に従い、必要に応じてダブルクオーテーション等を併用してください。
  4. パス文字列には、ワイルドカードを指定することができます。例えば、拡張子がmp4のファイルだけを処理する場合は、”*.mp4“の様に指定します。
  5. サムネイル位置には、整数値を指定します。単位はミリ秒です。
  6. --recursive“を指定した場合、対象フォルダの下位フォルダを再帰的に処理します。
  • この機能はVersion 1.3以降の機能です。
  • 動画ファイル以外のファイルを指定した場合、処理されません。
  • この機能では埋込み機能は使用しません。埋込みを一括で処理する場合は、”--embed-ads“を使用してください。
  • Version 1系では、”--recursive“を指定時に、下位のフォルダがシンボリックリンク等により巡回構造になっていた場合、実行が無限ループに陥ります。ご注意ください。
  • Version 2系では、”--recursive“を指定時に、下位のフォルダがシンボリックリンク又はジャンクションポイントの場合は無視します。
  • 本機能で発生した不良は、「不良対策へのご協力のお願い」の対象外とさせて頂きます。